各話タイトル


エスペニア皇国栄光歴1366年。
世界有数の軍事力を持つエスペニア皇国は戦争をしていた。
相対する国家は新興国でありかつての盟友、そして属国として従えていたロト共和国である。
この世界の実に8割以上は海であった。
当然、島国であるところのエスペニア皇国は海を隔てた各国と渡り合うための力を持っている。
かつて2度に渡る大規模な戦争を経験した彼の国は優位に立てると信じ切っていた。
だがしかし、ロトの戦力は予期しないほど蓄えられていたのである。
急速に普及しつつあった海中用人型潜水機甲、
通称ダイバーズシルエットの保有数が両国でほぼ同数であったのだ。
ここにきて負ける訳にはいかないエスペニア皇国は予定を前倒しして
世界初の軍用第三世代型ダイバーズシルエットの配備を決定。
戦況は膠着を始め、開戦から4ヶ月が経過しようとしていた・・・。


俺は海があまり好きではない。

そこには綺麗さなど無縁な血生臭い世界があるだけだ。

祖父や叔父などの亡骸は深い海の底に眠っているという。

そうはなりたくない。

そう思っていた。

その時まで・・・。



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